ギルド【シュヴァルツ】
医術一族の長は、まとまらず、ある日喧嘩で家を半壊させた3兄弟、ネグラ、ディー、ネロを追い出し試練を課す。
試練とは、病に伏せと噂のハイラガードの国王を救うために3兄弟に伝説の聖杯を探すこと。
長男であるネグラ以外、最初は乗り気では無かったが、樹海でボロボロになったノア、そしてそれを助けたキクジロウと出会い、ノアが聖杯について話していたことをきっかけに2人をパーティに入れ、彼らの冒険が始まる。
※リマスターギルドは原作のカノンがハイラガードに来ずダリアが迷宮に挑まず、代わりにノアが迷宮にやってきたIFストーリーです。
【ネグラ】
ドクトルマグス
20歳・男性
一人称:私
落ち着いた男性口調
ディーとネロの兄。長男。
実家が医術を極めようとする一族で、ネグラも例に漏れずヒーラー系のドクトルマグスになった。
真面目で堅物だが3兄弟の中でも常識人でパーティでは苦労人枠・実質的リーダー。
敷かれたレールの上を歩くことに対して抵抗はなく、むしろより良い医術者になろうと努力を欠かさない。
ディーとは仲が良くないが、本当は弟を心配しての衝突である。
末っ子のネロのことも可愛がっているが、薬の使いこなしや手術の腕など、実は潜在能力に溢れているネロを羨んでいる節がある。
課せられた使命についてはしっかりと遂行したいと思っている。
趣味は工芸品集め。巫術に使えるから…と集めていたがそのうちに彫刻などの奥深さにハマるようになった。
読書も好きで、毎日夜中まで読みふけっているせいで隈が取れない。
【ネロ】
パラディン
16歳・男性
一人称:おれ
ゆるい粗野口調
3兄弟の末っ子。
医術に関してはかなりの潜在能力があるが、継ぐ気は更々無く、兄に押し付けて好きに生きようとしている。
手術、ドーピングによる肉体改造が趣味で、その結果兄弟で一番タフな体になった。
一見ひ弱そうな医者の風貌をしているが白衣は裏返すと鎧や盾になる。
ヘラヘラとしてノリは軽く、パーティのムードメーカー。
ただ、無茶をした肉体が長く持たないことは理解している、ある意味刹那主義者。
課せられた使命についてもなんとなく冒険が楽しそう、また、改造した自分の肉体の力試しがしたいと少々舐めた考えのノリで挑んでいる。
兄弟とは普通に仲が良い。ただ生意気な態度でディーに銃を向けられることはある(本人は気にしていない)。
【キクジロウ】
ブシドー
年齢不詳・女性
一人称:わし
のじゃ口調
東の故郷で人斬りの名家の6代目キクジロウ(キクジロウの名は襲名制)。
凄腕と言われた剣士だったが、屍の山を作り、血に塗れた事の大きさに気づき、自分が嫌になり家を飛び出し、守るために刀を取ると誓う。
ハイラガードに流れ着き、浅層で護衛の仕事で路銀を稼いでいたところ、樹海の1Fでボロボロになり、魔物に襲われていたノアを助け、たまたま樹海の入り口にいたネグラ達に治療を求める。
その後、ノアが心配になり、ネグラ達の冒険に参加する。
ノリが良く、おばあちゃんのような世話焼き。ネロとよくふざけている光景が多い。
見た目は20歳前後だが、同郷の人間が幼い頃からこの姿を保っているというが、特別な呼吸法が作用している…らしい。
キクジロウの名は捨ててもよかったが、自分の過ちを忘れないようにするために名乗っている。
【ディー】
ガンナー
19歳・男性
一人称:僕
粗野口調
医術などに長けた一族でありながら(とは言えガンナーなので回復役もできなくはない)攻撃力全振りの殺意高めな少年。
幼い頃は素直で気弱だったが、決められたレールの上を歩かされてきたのが嫌になり、血の滲むような努力でアタッカー職になった。
元が気弱だったため、それを隠すかのように乱暴な言葉遣いと態度になった。すぐにカッとなる。
目指す道の違いから兄、ネグラにはよく喧嘩をふっかけている。
ネロとは比較的、仲が良いが、彼がちょっかいをかけてきたときは容赦なく銃を向ける。
こいつがネロと大喧嘩をして家を半壊させたことがきっかけで3兄弟は家を追い出されることになる。
課せられた使命についてはあまり乗り気ではないが、王のことは心配している非情になりきれない面がある。
趣味は火薬作り。理想の火薬の威力が出たときは珍しく笑顔になる。
【ノア】
カースメーカー
10歳・女性
一人称:ノア
単語をぽつぽつ喋る
孤児院で育った引っ込み思案な少女。
謎の言語を話すため、気味悪がられ、差別、そして一通りの暴行を受けていた。
負の感情を増幅させた結果、人が嫌な気持ちになる呪詛を覚えた。
孤児院にも見捨てられるが、その後、誘われるように樹海に向かい、魔物に攻撃され死にかけていたところをキクジロウに拾われ、ネグラ達の治療を受ける。
聖杯のことを知っているような言葉を発したため、3兄弟とキクジロウとともに樹海へ挑むことになる。
呪い以外の文法を知らないため、通常の会話では単語で話す。
孤児院で話していた謎の言語は実は古代語。
両親がハイラガードの歴史を調べているうちに今の世界が再生されたものだと気づくが、オーバーロードの手先に殺される。
殺されると分かっていた両親はノアに託した。