ギルド【ジャンヌダルク】

貧乏な家の出のソードマン、アンは家族を支えるためタルシスへ出稼ぎに来る。
しかしタルシスに着いたその日にドジなスナイパー、リータに撃ち抜かれてしまい、メディックのモンドの元で治療され、多額の借金を背負うことに。
リータの兄貴分であるガレッタ、そしてモンドの友人であり、ちょうど騎士団をクビになったグレゴリオも巻き込み、アンの借金返済が始まる。

【アン】

ソードマン/インペリアル
17歳・女性
一人称:ボク
柔和口調(「~だよ」「~だね」等)

田舎者で5人兄妹の末っ子。
兄に囲まれて育ったため、一人称は「ボク」で、元気な少年のような喋る方をする。
貧乏な実家を金銭的に援助するために末っ子であるアンが冒険者を志願する。
一攫千金を目指し迷宮に挑む…が、着いたその日にリータに誤って撃ち抜かれモンドに手術され、治療費という借金を負う。
性格は元気いっぱい、明るく前向きで男前。
自分を撃ったリータにも気を遣えるお人好し。

【グレゴリオ】

フォートレス/ダンサー
16歳・男性
一人称:オレ
粗野口調(「~だぜ」「~だろ」等)

チビっ子で口が悪い落ちこぼれ騎士。通称「グレゴ」。
良家の出で騎士団に所属していたが、魔物にすぐに喧嘩を売るためアンがタルシスを訪れた日に騎士団をリストラされる。
行くところが無いのでちょうどギルドを立ち上げた「ジャンヌダルク」に所属することに。
モンドとは親の代からの知り合い(グレゴの親がモンドの親の病院のお得意様だった)のため、毎日のように怪我をしてはモンドの診療所に居座っている。
モンドもまた、金を払わないグレゴを鬱陶しく思いつつも、昔の恩があるため渋々大目に見ている。
アンとは前衛どうしでケンカするほど仲が良い。

【モンド】

メディック/ルーンマスター
29歳・男性
一人称:俺
気だるげな粗野口調

医者のくせに酒タバコ、儲けた金で1日ゴロゴロしている無気力系クズ。
また守銭奴であり治療した人間には法外な値段を要求する。
街での評判はすこぶる悪かったが、ある日アンが運ばれてくる。
アンとリータ(とガレッタ)に対し、いつものように法外な請求をするが、その際ガレッタに迷宮でそれなりに働いてくれれば借金+報酬を積むと言われ、乗せられるように迷宮探索に同行することになる。
昔は父の経営していた貧しい人も診る地域密着型の病院の跡を継いで、立派な医者になりたいと夢を語る誠実な青年であったが、結局生き残ったのは最新の設備がある豪華な病院だったため、世の中の理不尽さを感じて人の為に医術を学ぶのはやめようと誓う。
また、その病院に優秀な妹を引き抜かれたため、何に対しても無気力になってしまった。
ギルドでの生活を経て、むかし夢に見ていた「人の為に働く医者」を思い出し、多少優しくなった。(根本的なガメツさは変わらない)
リータに妹の影を重ねている節がある。学生時代にエトリアに留学経験有。

【ガレッタ】

ナイトシーカー/ミスティック
21歳・男性
一人称:俺
男性口調(「~だろう」「~じゃないか?」等)

約10年前に世界樹に夢を見て冒険者になった両親が帰ってこなくなった世界樹発見の被害者。
同じ境遇であるリータを拾い、リータと共に裏稼業をしながら生きていた(リータは役立たずの為実質一人で全部やっていたのだが)。
リータの兄貴分で、本人もリータを守ってあげないといけないという責任感を持っている。苦労人。
盾職であるグレゴにデコイサインをけしかけ無理矢理盾としての自覚を持たせるなど、強引だが根は優しく、ギルドが生き残ることを一番に考えている。
仲間ができたことや、冒険者として人の役に立つことを嬉しく思っているが、今まで裏稼業をやっていたため自己評価が限りなく低く、汚い仕事をやってきた自分などが幸せになってはいけない、リータの傍に居てはいけないと思うようになる。
男性陣はどうなってもいいが妹分のリータと、自分たちが傷つけてしまったアンに対しては非常に心配症。

【リータ】

スナイパー/ミスティック
17歳・女性
一人称:私
敬語口調

ガレッタと同じく世界樹発見の被害者の孤児。やる気はあるが空回るドジっ子。
ガレッタと共に裏稼業をして生きてきた。ただし仕事をしていたのは実質ガレッタのみで、ギルドを組むまで魔物すらまともに殺したことがなかった。
ギルド立ち上げ時は得物である弓すら満足に扱えなかったが、無理矢理迷宮を引きずり回され、モンドに喝を入れられ、最終的にはアンのリンク補助に回れるまでに成長した。
自分以外の唯一の女メンバーであるアンには最初後ろめたさから自分からは話しかけなかったが、そのうち心を開くようになり親友になる。
今まで自分を支えてくれたガレッタを心から信頼・尊敬しておりギルドを立ち上げてから素っ気なくなった彼に対して色々と思うところがあるようである。